2011年10月4日火曜日

2011/9/21神戸市からのお返事とそれに対するワタシの返事



                             平成23年9月21日
ねこばいく(都合上ハンドルネームに置き換えてます) 様
神戸市長 矢田 立郎

この度は、市長への手紙にご意見をお寄せ頂きありがとうございます。
以下の通りお答え致します。

学校給食で使用する食材は、地消地産を基本に、市内産・県内産を優先して使
用しているところです。神戸市や兵庫県は、農業地域を抱えていますので、米を
はじめ多くの生鮮野菜や地産地消による食材が使用できます。しかし、量的・季
節的に県内産でまかなえないときは、四国・九州・山陰などの県産のものの使用
が多いのが現状です。

毎日たべる「主食」のうち、「米」は全て神戸市の北区や西区でとれるキヌヒ
カリを使用しております。8月からは新米について兵庫県内で放射性物質(ヨウ
素131、セシウム134、セシウム137)のモニタリング調査も行われると聞いてい
ます。
また、「パン」の原材料である「小麦」は、(財)兵庫県体育協会が県下の小
麦を一括入札しており、現在のところ全てアメリカ・カナダ産を残留農薬の検査
を行った上で使用しております。
「牛乳」については、兵庫県産を中心に九州産・北海道産が殆どを占めてお
り、放射能検査を経て安全性を確保された生乳のみが牛乳会社に送られています。

また、現在、原子力災害対策本部の指示により、長野県~青森県にかけての17
都県では、市町村単位で「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に沿っ
て野菜類、乳、水産物、牛肉、卵等が検査され、暫定基準値を上回る食材は出荷
制限がなされています。
また、放射性ヨウ素の場合は、1週間ごとに検査し3回連続で基準数値以下、ま
た放射性セシウムの場合は、1市町村あたり3箇所以上、直近1ヶ月以内の検査結
果が基準数値以下の場合でなければ解除しないこととなっています
また17都県以外でも例えば兵庫県では給食でも使用している西区岩岡産のキャベ
ツなど生鮮野菜の検査を行っていますし、他県においても米や生鮮野菜生産段階
で検査体制が整ってきています。このことから流通している食材は安全であると
認識している次第です。

放射能検査は生産や流通段階で行うことが望ましく、こうしたことを総合的に
勘案しますと、現在のところ学校給食での食材の検査を行う必要性は低いと考え
ています。
なお、2学期からは、神戸市のホームページ上で食材の産地について公表して
います。

 食品に含まれる放射線については、健康に影響がない値として、国際放射線防
護委員会(ICRP)、国際原子力機関(IAEA)等の考え方に基づき、国が暫定基準
値を定めており、暫定基準値以下であれば安全であると認識しております。ま
た、暫定基準値を上回る食品は、食品衛生法に基づき出荷規制がされており、市
場に流通することはありません。今後とも市内産・県内産の食材を重点的に使用
するとともに、食品の放射能に関する情報や国の施策の動向を注視してまいります

ご理解のほど、よろしくお願い致します。
(担当:教育委員会事務局健康教育課給食指導係 電話:078-322-5790 )神戸市教育委員会 指導部健康教育課 御中


ねこばいくの返信①
ご返答ありがとうございます。
しかしながら、返答内容に大分問題点が明らかにされているようにも感じましたので、
再度メールをお送りさせていただきます。

まず、公表されている産地食材について、全ての食材が検査されているわけではありません。
どちらかと言うと、検査されていない食材のほうが多いのが現状です。
次に、政府が示した暫定基準値「500bq/kg」については、
それを食べなければ餓死する場合にのみ許される数値であり、
大人の3倍もの放射能影響を受けると言われる子供たちにとっては
1500bq/kgに近い基準と言えます。
さらに、流通段階での全量検査が不可能な現状(検査機器が足りないそうです)においては、
出口である給食を検査しなければどうやって安全と言えるでしょうか?
さらに、安全かどうか判らないからこそ、大阪市や他自治体は検査を行っており、
貴委員会の言われる、「安全」とはかなり矛盾していると思います。
国(政府)においては、放射能拡散についても、原発の状況についても、
全てを私たちに明らかにしていないばかりか、
次々とウソが明らかになっていることは新聞報道のとおりです。
そんな国の状況や指示を待つことなく、早急に独自の検査・防護体制を確立することを強く求めます。
最後に、先にも述べましたとおり、子供たちに対する給食におきましては、
影響を大きく受けることを勘案した上、大人の基準値を適用することなく、
さらに少ない被曝ゼロを目指す検査体制と食材使用を強く求めます

子供は私達の未来です。その未来を守るために、正しく切り開く為に、どうかお力添えいただきますよう、心からお願い申し上げます。

以上

2011年9月21日11:57 神戸市教育委員会 指導部健康教育課 <edu-kenkou@office.city.kobe.lg.jp>:


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