2011年10月4日火曜日

神戸市からのお返事2011/9/22②

                             平成23年9月22日
(ねこばいく) 様

 この度は、神戸市の学校給食について、ご意見をお寄せ頂きありがとうござい
ます。以下の通りお答え致します。

●まず、食材の検査についてご説明致します。
現在、長野県から青森県にかけての17都県では、市町村単位で食品中の放射
性物質検査を行っており、放射性物質の地域的な広がりを把握することで、暫
定基準値を超える食品の摂取による内部被爆の防止を行っています。従いまし
て、全ての食材の検査がされているわけではありませんが、暫定基準値を上回
る食材が確認された場合は、周辺地域の検査等が行われ、対象区域の判断や出
荷制限等の処置がなされるため、市場に流通している食品は安全であると認識
しております。

●次に、暫定基準値についてご説明致します。
食品に含まれる放射線については、「健康に影響がない値」として、国際放
射線防護委員会(ICRP)、国際原子力機関(IAEA)等の考え方に基づき、国が
「乳幼児」を考慮した上で定めております。従いまして、暫定基準値は乳幼児
を含めた子どもに対して適用可能であり、安全であると考えております。

●最後に、食材の放射能検査についてご説明致します。
ご指摘頂いた通り、検査機器が不足している現状において、効率的な食材の
検査体制の構築が重要であると考えております。しかし給食食材の放射能検査
は、生産地と消費地で検査が重複すること、産地を県単位でしか把握できない
こと、検体数が膨大であり検査機器も十分ではなく測定は現実的ではないこと
等を考慮すると、放射能検査は生産や流通段階などできるだけ上流で行うこと
が望ましいと考えています。

今後とも市内産・県内産の食材を重点的に使用するとともに、食品の放射能に
関する情報や国の施策の動向を注視してまいります。

ご理解のほど、よろしくお願い致します。

(担当:教育委員会事務局健康教育課給食指導係 電話:078-322-5790 )

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