2012/08/22に神戸市で開催された、
食の安全・安心フォーラム~食品中の放射性物質対策について~
に参加してきました。
主催:消費者庁、内閣府食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省
共催:兵庫県
それではレポ開始します。
8/22、お仕事方面を午前中にやっつけて、
12時15分に会社を後にする。
表題のフォーラムは、13:30からだ。
間に合うかな・・・
微妙・・・。
13:15兵庫県民会館の駐車場に車を止めて、
会場であるラッセホールへ猛ダッシュε= ε= ε= ┏( >_<)┛
あづい。
ラッセホールへ着くと、IWJ中継市民さんがスタンバイ。
挨拶を交わして、席を物色する。
やっぱり前の方に座るかな・・・
一度資料をおくも、プレス席だと気づき、2列下がって座る。
会場も7割がた埋まっている。
アナウンスによると100名定員で全席埋まる予定とのこと。
13:30ごろ開会
司会進行は 消費者庁消費者安全課企画官
講演を3つすると言う。
1.「食品中の放射性物質による健康影響について」
食品安全委員会事務局勧告広報課リスクコミュニケーション専門官
サスペンダーをしたお髭のおじさん。
パワーポイントを使って私たちにとっては既知のことを喋っていく・・・
中には、「もともとある自然放射線から受ける線量」
「通常の食品に含まれる放射性物質(カリウム40)」なんかも。
「食品健康影響評価にあたって①」の項目
出てきました、お決まりのUNSCRARやICRP、WHO。
国内外3300の文献をあたったと威張っています。
食品由来の内部被曝に限定したデータは極めて少なく、
外部被曝を含んだ疫学データも用いて検討・・・と。
https://docs.google.com/open?id=0B0YsSpfr8ehJY0ktUGJnR1cyUjA
↑パワポ資料です。埼玉の時から改変なしの模様。
2.「食品中の放射性物質の新基準値及び検査について」
厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査化衛生専門官
https://docs.google.com/open?id=0B0YsSpfr8ehJS3RnTF92QnRneEk
↑パワポ資料(8/1埼玉版)
8/22時点で改変されている点
・16P 検査実施状況下段
24年4月 1日 ~24年7月24日 67,957件、うち基準値超過 1,099件(8/1)
↓
24年4月 1日 ~24年8月14日 83,493件、うち基準値超過 1,204件(8/22)
・22P 出荷制限対象食品が(8/14時点に改変)
福島県欄からウナギが追加
海産物(39種)になっている。
・26P 検査実施状況についても16Pと同様に改変。
めがねをかけたちょっとぽっちゃりクン。
とっても安全ベースなお話にイライラが・・・
3.農業生産現場における対応について
農林水産省生産局総務課指導官
https://docs.google.com/open?id=0B0YsSpfr8ehJWVdYQXRQVjktRDg
↑パワポ資料改変全くなし。
一番年上っぽい、いかにもザ公務員的な線の細いオジサン。
土壌のカリウムとセシウムの相関関係なんかもある。
休憩10分
再開「意見交換」という時間です。
資料を御覧のように・・・
つこっみどこ満載だ。
どれから行くかな。
一人で30分くらい話したい。
でも、他の方からのいい意見やナイスな質問もあるかもしれない。
短めに質問してみよう。
急いで手を上げる。
この時点では、他に挙手のないことに気づいてはいない。
指名される。マイクが来た。
緊張してしまう。(T_T)
言いたかったことが真っ白になる。
喋らなきゃ!
ICRPが委員会審議を打ち切って、内部被曝に関る研究がきちんとされなくなっており、
ヨーロッパからの評価非難もある。
危ないかどうか、安全かどうかわからないものはこどもの口には入れたくない!
きちんと測ってほしい!
地雷埋まっているかもしれない道を歩きますか?
17都県の検査では既に間尺に会わないので47都道府県すべてを検査してほしい!
障がい者などの弱者からの視点がないのはおかしいのでは?
子供たちを守ってほしい!
なんてことを言ったと思う。
ここで、仰天回答をいただく。
食品安全委員会としては、ICRPなどをベースにしてはいない。
ベースにしているのは
広島・長崎の論文であることを回答!
オカシナ話しだ。
資料にもICRPが頻繁に引き合いに出され、説得材料にされているのに。
17都県の問題では、検査計画を立ててすると。
原子力対策本部で検討していると。
拡充が必要かどうか、助言としてしていきたいと。
(唯一の成果かもしれない)
弱者にも問題ないとおっしゃる。
医療被曝を多く受けざるを得ない人とはどうなるんでしょう?
検査機器が足らない、表示の義務付けは無理だろうと・・・
弱腰というか、いのちより企業や経済側に立った回答。
???挙手を促されるも・・・発言者が他にいない!
もう、行ってしまえ!
将来、疾病が出た時に、みなさんはどう責任を取るのか!
・・・全てを担当しているわけではない
(私たちは生活全てを担当してますが・・・?)
・・・現在、被曝は少ない・・・チェルノブイリ事故より小さい・・・
・・・症例が出ることは考えにくい
・・・事故由来なので、一時的には東電の補償スキームで・・・
・・・水俣病のように、立法スキームで・・・
良心とかのカケラを感じられない恐ろしい回答。
オカネ・・・それもはした金で解決するよって言われました。
サイテーです。
有機肥料のこともちょっと聞いてみたり・・・しました。
素朴な疑問です。
ここで初めて他の人が挙手。
鹿肉、馬肉なんかのオハナシ。
教科書どおりの農林水産省の回答。
そのほか、水揚げした港によって魚の値段が変わると。
そりゃあそうでしょうよ。
おこさんを持つお母さんの発言。
ヨーロッパに住んでいたことがあるらしく、
ヨーロッパの規制値なんかも引き合いに出しておられる。
ちょっとお仲間な質問。
暫定基準値は安心してこどもに与えられる数値ではなかった。
こどもたちのことを考えてほしい、
ベクレル表示してほしい!
回答は・・・
EU全体の規制値(コーデックス)は日本よりゆるい。
そこを引き合いに出して、EUが日本に学びたいといっていると・・・。
暫定基準値の回答でまたまたICRPが登場・・・(矛盾している!)
1歳未満は460bq食べ続けても1ミリSV・・・
ベクレル表示については、検査機器足らないとの繰り返し。
お母さんから再度・・・
どこも「国が安全だといってるからといわれる。
あとでやっぱり・・・といわれるのは怖い」
だーれも手を上げないので・・・発言!
資料にも先の回答にもICRPが出てくるのはオカシイ!
産地で怖がるのは感情的に怖がること、
理性的に怖がる為にも、きちんと測ってほしい!
全国で測り始めている企業もある。
日本全国の機能能力を結集してやってほしい!
原子力安全委員会がICRPをつかったみたいな言いっぷり。
説明するのにICRPを使わないと説明できないと。
(矛盾は解消せず・・・)
放射線防護の考え方から行くと数値は
下げられるなら下げた方がいい(ICRP)も持ち出してくる。
(更に矛盾拡大なう)
消費者庁から優等生的な教科書まるうつしのようなお答え。
行政は行政で、民間は民間で・・・
あまり答えになってないかもしれませんけど・・・(ハイ。ゼンゼンなってません。)
他の方からちょっと矛先の違う質問。
アレルギー表示の法案のオハナシ。
消費者庁
表示についてはJAS法・・・グダグダ続く・・・
アレルギー表示の義務付けについて、検討過程。
次の方・・・
福島での突然死などについて福島の状況・・・
「問題があるレベルではないというが、食べたくないというのは、
健康を守りたいという直感。風評被害だ片付けるのはどうか?」
消費者庁
福島5、6回行ってきた。
現地の医者と話して、
こどもの放射線障害はない、甲状腺腫瘍はたしかにあるが、
それは、事故がなくてもあった可能性がある・・・
チェルノブイリと比較すると被曝は二桁以上小さい。
チェルノブイリで数十件でた甲状腺障害がでることは考えにくい。
風評被害については、中国産餃子やBSEを引き合いに出して、
その度に対処していると。
この会でみなさんが考えてほしい、
みなさんも国の努力に加わってほしいと。
(政府は考えていると思えないが)
食品安全委員会・・・
カリウムなどの自然放射線をまた引き合いに・・・
バンダジェフスキーさんの名前が出てくる。
先のお母さん
外部被曝と内部被曝の影響差、
バンダジェフスキーさんはもっと厳しい数値。
ドイツの規制値のお話。
日本は今、災害現場だから、
厳しい規制値で望むべきでは?
厚生省・・・
ドイツはEUの基準値。
問題ない。
消費者庁・・・
千葉のホットスポットの住んでいると・・・
長いこと外部線量が高いということはない。
既に気にしなければならない時期はすぎている。
食品安全委員会・・・
パンダジェフスキーさんの数値は、
疫学的に参考にならない。
生涯追加1mSv被曝は現実的ではない。
あまり信じない方がいいと思っている。
大学の栄養学部の講師さん
放射線技師の資格ももっていると。
福島でも、現地のものをこどもには食べさせない。
被曝は足算。
避ける事が出来るのなら避けるのは当たり前だ。
福島の農家であってもそれを否定することは出来ない。
そういったことを説得できるものにはなっていない。
安全宣言はどの時点になるのか・・・
消費者庁・・・
生涯追加被曝100mSvなら安全。
積極的リスクがあるとはいえない。
福島には、シンチレーション検査機器がある。
測ってから食べてくださいと言っている。
測る考えるを支援していると。
食品安全委員会・・・
足算のルール。
足されたものがどうゆう値になるか・・・
もっと高線量の土地で暮らしている人もいる・・・
だから、大丈夫。理ずめではそうなる。
閉会。
主催者につめよって・・・抗議する。
平日の開催はおかしい!主婦や仕事を持っている市民は平日はこれない!
土日に開催すべきだ!
医療被曝を受けざるを得ない人など弱者の視点がないのはやはりおかしい!
もっと時間をとって話を聞いてほしい!
今日の説明はとても納得できるものではない!
ついでに・・・
アンケートには、
今日のフォーラムの話が理解できたかどうか・・・なんて設問があった。
この時点でオカシイ。
リスクコミュニケーションなのだから、意見交換なのだから、
もっと真摯に市民の意見を聞くべきではないのか・・・
理解してもらう為の説明会だとでも思っているようです。
また、会場100名で質問に挙手がないというのは、
かなりオドロキです。
サクラが大半?
それとも・・・?なんて思ってしまいます。
今後も、リスコミはあるようですので、
みなさん、参加して、どしどし意見言いましょう!
サイレント・マジョリティではこどもたち・いのちは守れない!
なお、今回のフォーラムの模様は、IWJさんによって中継され、
アーカイブがある模様です。↓
http://www.ustream.tv/recorded/24879594
http://www.ustream.tv/recorded/24879678
http://www.ustream.tv/recorded/24880718
今回のリスコミ議事録(2012/10/18確認追記)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/120822-1-hyogo_minutes.pdf
その他リスコミ配布資料
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/120822-1-hyogo.html
今後のリスコミ日程など・・・厚労省
(今回の議事録も今後掲載される模様)
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin.html
最後に・・・
ホントはもっと上手く喋りたいんですが・・・
すぐ、緊張し、すぐ、イッパイイッパイになる
ねこばいくのお粗末な発言を心よりお詫び申し上げます。
中継していただいたIWJさん!ありがとう!